2014年11月5日水曜日

歴史は繰り返すというけれど・・・

ある60歳代の女性がいます。

彼女は3姉妹の末っ子で北海道に住んでいます。
次女は東京に住んでいます。
そして長女は家を継ぎました。

10年ほど前3姉妹の母親が体調を崩し入院しました。
まだ現役だった三女は10日間の休みを取って次女と共に実家へお見舞いに来ました。

すると母親は、一般病室から個室へ移り、そして3姉妹に看取られ亡くなりました。
無事に葬儀も終わり、三女が自宅へ帰るとちょうど10日目でした。

「一番遠いところにいる三女のことを思ってちゃんと休暇中に帰れるようにしてくれたんだね」と
みんなで話したそうです。


そして、今度は長女が入院して手術をしました。
今度もまた次女と三女が一緒にお見舞いに来ました。

お見舞いに病室を訪れ、話をし「またね」と別れ、その日はホテルに泊まりました。
次の日の朝空港まで行き、そろそろ検査場へ行こうか?というとき三女の携帯が鳴りました。
長女が亡くなったという電話でした。

前日に話もして元気そうだったのに・・・と思うと共に、
遠くからまた来なくてもいいようにしてくれたんだね・・と、
そんなところも親子で似なくて良いのに・・・と話したのでした。








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